通信環境を整備し、
ウェアラブルカメラで段階検査を実施

株式会社笠原建設

  • ウェアラブルカメラ導入時期:2022年6月
  • ウェアラブルカメラ導入場所:公共工事現場
  • 導入地域:新潟県
  • 業種:建設業

◆株式会社笠原建設

インタビューご回答者様

土木本部 機工部 橋立 大和

株式会社笠原建設様は国土交通省・林野庁・新潟県・糸魚川市等の官公庁発注の公共工事を主としつつ、民間工事も施工されている企業様です。企業活動の必要不可欠な課題として「品質」「環境」「安全」「適正価格」「人材育成・教育」を掲げられ、お客様や地域、そして社会全体の信頼と信用の向上を図られております。

【1】導入の条件

橋立様: 一番重要視していたのは「使いやすさ」です。設定不要で簡単に使用できる製品を探しておりました。
段階確認や現場立会い等の映像を発注者様側でも確認して頂く必要がある為、弊社のスタッフだけが機器を使えるのではなく、発注者様にもストレスなく使って頂ける製品であってほしいと思っておりました。

【2】PLUS-Tを導入したきっかけ

橋立様: ウェアラブルカメラ導入条件として挙げていた「設定不要」や「簡単操作」が、弊社のイメージと合致している製品であったため導入しました。
また、製品の品質だけでなく通信環境を相談できた点も導入の決め手となりました。
ウェアラブルカメラの利用場所が地下環境となるため通信ができるのか不安でしたが、通信環境調査から、利用するための環境整備までをサポートいただき、安心して利用できると判断し導入に至りました。

【3】利用シーン

橋立様: 地上での材料検査や立会い検査の他、地下40メートルでの段階検査時にウェアラブルカメラを利用しておりました。地下は真っ暗な空間ですが、一般的なポータブルライトでも地上で使用しているかのように十分に映像を確認することが出来ました。
また、現場の段階確認や現場立会い、材料検収でも利用しておりました。

【4】導入効果

橋立様: 本工事は、中部森林管理局様(長野県松本市)が発注者であり、管理局から作業現場までの距離がかなり離れています。
立合い検査や現場確認をリモートで行うことで、移動時間やガソリン代等の費用を抑えることができています。
当社においても日々の検査や確認においてウェアラブルカメラを利用しており、これまで施工現場まで行って対応していた業務をリモートで行うことができました。短縮できた時間を有効活用することで工程短縮にも繋がっております

【5】今後の展開

橋立様: 通信環境改善も対応いただけるので今後も地下作業において積極的に利用していきたいと思っております。地下だけでなく土工事・水害対策の河川拡張工事等でも利用できると思っております。

考察

地下内でもストレスなく利用されていることをお聞きし、大変嬉しく思いました。ウェアラブルカメラを納品するだけでなく、お客様個々の通信環境整備にもお手伝いさせて頂いております。今後もお客様の環境に応じた通信環境整備まで担当させて頂き、お客様の業務効率のお役に立ちたいと改めて思いました。

取材:2022年11月